【第16回ヒーローズカップ全国大会】試合観戦記

日頃より中鶴少年ラグビークラブの運営に対し、ご理解・ご協力を頂きありがとうございます。
令和6年1月27日、28日に当クラブの小学校6年生13名が、日産スタジアム(神奈川県横浜市)で開催された第16回大樹生命ヒーローズカップ決勝大会に初めて参加させていただきました。結果は、子供たちも奮闘致しましたが全国の壁は高く、ボウルトーナメント(予選3位グループ)4位、16チーム中12位というものでありました。

初日はDブロック1回戦 関東代表の横浜RSとの対戦でした。小学校6年生だけで66名在籍するビックチームを相手に中鶴が得意とする縦への突破力がどこまで通用するか楽しみにしていましたが、初めて対戦する関東のチーム、しかも全国大会の初戦ということもあり、日産スタジアムの雰囲気に呑まれ緊張でガチガチになった子供達、全国レベルのディフェンスを突破することができず15-35で敗戦してしまいました。
続いて札幌RSと対戦しました。札幌RSは6年生12名と人数も対戦スタイルも当クラブと同じような北海道代表チームに親近感を感じ、また、最北のチームと九州のチームが関東で出会う全国大会ならではの縁に感謝しかありません。結果は55-10で勝利しボウルトーナメントへと駒を進めました。

大会2日目ボウルトーナメント1回戦は、関西代表やまのべRTです。子供たちの様子を見ても、昨日の緊張もほぐれ、今日こそはと意気込みを感じ試合へと送り出しましたが、抜けそうで抜けないやまのべRTのディフェンスを攻略できずに10-20で敗戦。やまのべRT出身で応援に来ていた日本代表の立川選手と悔し泣きしながら撮った集合写真は子供達の一生の思い出になりました。
大会の最終戦となる2戦目は1学年に62名も所属する関東代表の江東RC、前評判の高い優勝候補の一角に名を挙げられているチームとの対戦でした。相手チームのメンバーが次々と入れ替わっていきますが、選手層の厚さでしょうか、どの選手もしっかりと役割を果たしており、なかなか江東RCのディフェンスを突破できず30-10で敗戦というものでした。

今回、ヒーローズカップに参加させていただき、全国のレベルの高さを痛感させられました。どのチームもディフェンスが素晴らしく失点の少ない僅差の接戦になる試合ばかりでした。
正直な気持ちとして、本来の中鶴の子供達であれば、もう少しいい結果を残せたのではないかと思いますが、最高のパフォーマンスで試合に臨ませてあげられなかった我々コーチ陣の力不足だったと反省しているところです。
6年生のみんなもこれまで無いくらい悔しい思いをしたと思います。その悔しさは、自分を成長させるためのかけがえのない経験です。是非、その悔しさを糧に努力し中学、高校ラグビーへと積極的にチャレンジしていただきたいと思います。

最後に、この大会への参加に向け準備していただいた保護者の皆さん、コーチの皆さん、様々なかたちで応援・支援していただいた関係者のみなさま、ヒーローズカップ決勝大会を運営頂きました運営委員会の皆様、素晴らしい大会に参加させて頂き、そして、子供達だけではなく我々コーチ陣にとっても、かけがえのない経験をさせていただき本当にありがとうございました。準備には相当な期間を要し大変だったと思いますが、お陰様であっという間の充実した2日間となりました。
引続き、中鶴少年ラグビークラブへのご支援の程、宜しくお願いします。